年末調整はどうするの?

年末調整の控除金額の出し方

控除金額についてもう少し説明しましょう。
確定拠出年金に積み立てたお金は年金や一時金で受け取ることができます。そして受取時にも所得控除を受けることができます。 一時金で受け取る場合は退職所得として退職所得控除が受けられます。
退職所得の計算方法は、「(退職金等の収入金額-退職所得控除額)×1/2=退職所得」です。もし役員としての勤続年数が5年以下の法人役員等の場合は、「退職金等の収入金額-退職所得控除額=退職所得」という計算式で控除金額を求める事ができます。
退職所得控除額については、原則として確定拠出年金の一時金と他の退職所得を通算して計算します。年金で受け取る場合は雑所得として公的年金等控除が受けられます。
自分のためにお金を積立ててこれだけの控除金額が得られることを考えると下手な運用をするより割が良いと言えます。なお、自分の所得税率が分かっている場合には「年間の確定拠出年金額×(所得税率+住民税率)」で控除金額を計算できます。