基板実装FAQ

メーカーと協力して基板実装を行う

基板実装に伴うFAQ

電子機器の製造をする際に必ず必要になる基板実装工程。基板実装メーカーが直接基盤を製造している場合もありますが、たいていは基板実装を提供する業者に依頼をして作ってもらうというパターンとなります。

自社ではなく、他社に基板実装制作をしてもらう場合、おおもとの設計に変更が生じた場合に変更が可能なのかどうか?という点は、メーカーとしては気になるところだと思います。実際に作ってみて、後から改良点が見つかるというのはよくある話。というよりも、むしろ後から改良点を改良していくことができなければ、製品の進化はそこで止まってしまいます。どんどん改良することでより良い製品が生まれていくのですから、設計変更に対応して基板実装の変更も対応していかなければ、メーカーとしての価値はないと言っても過言ではないでしょう。

そのため、多くの基板実装メーカーでは、基板制作工程以前の変更、工程以後の変更に関し、随時対応してくれます。試作や基板実装に必要な部品選定などにもしっかりと応じてくれるでしょう。

制作期間や見積もりについて

基板実装工程でよくある質問の中に、制作にどれくらい時間がかかりますか?というものがあります。

実際に制作する基板実装の内容によっても期間は変わりますが、大体10日〜2週間程度あれば制作が可能です。

設計をもとに基板実装工程に入る前に見積もりをもらうケースが多いですが、制作期間についても見積もり時にしっかりと確認しておきましょう。見積もりにはプリント基盤を製造する工程に必要な「ガーバーデータ」や部品表、基板仕様などの資料が必要になりますから、あらかじめどんな資料が必要かよく確認して見積もりに臨みましょう。メーカーによっては、簡単な基板実装であればガッチリした資料がなくても対応可能な場合もあります。

また、基板実装に関して、あまり知識がないという場合には、要望を聞いてもらってどんな基板を作っていけばいいのか?という根本的なところから相談に乗ってくれるメーカーなどもあります。